<世界初の合成高分子膜誕生>
世界最初の合成高分子膜は、1969年にフランスのリヨンで開発されました。 この地でこの高性能な膜が開発されたのは、リヨンはクリーム・チーズの生産地として有名であったため、牛乳を滑らかにするために、濾過用の膜の開発に力を注いでいたためだという説もあります。当時のローヌプラン社(フランス)のRPシリーズとして販売されていましたが、当時、あまりにも除水性能が高いことが問題となり、「高精度の除水コントローラー装置 」機器を必要としました。
<H12ダイアライザー登場>
それから4年後の1972年、ローヌ・プラン社が中分子量物質を除去するという当時の腎臓学会の熱望にもとづき、世界で初めて、合成高分子の透析膜(PAN・AN69膜)の開発に成功し、RP-6という製品名で製品化に成功しました。 同時に世界で初めてダイアライザーにガンマ線滅菌を採用し、又、膜の除水性能が高いために初めての容量制御のバッチ式UFコントローラー装置、Rh-75も開発され、併用されました。H12は、RP-6開発から12年目であることを記念して命名されました。1980年代に入り、生体適合性のコンセプトが発達してくると、H12は生体適合性の見地から高い評価を得るようになりました。

