持続的腎代替療法(CRRT)

持続的腎代替療法(CRRT)は体外血液浄化療法の一種で、低下した腎臓の機能を長時間にわたって代替することを意図し、1日24時間使用されることを目的とした治療法です。

CRRTには次のような種類があります。

• ゆっくりとした持続的限外濾過(SCUF:slow continuous ultrafiltration) - 過剰な水分を除去することを目的としています。

• 持続的静静脈血液濾過(CVVH) – コンベクションによる過剰老廃物の除去、中分子・大分子の除去、電解質・酸塩基・過剰な水分のバランスを取ることを目的としています。

• 持続的静静脈血液透析(CVVHD) – ディフュージョンによる過剰老廃物の除去、小分子の除去、電解質・酸塩基・過剰な水分のバランスを取ることを目的としています。

• 持続的静静脈血液濾過透析(CVVHDF) – ディフュージョンによる過剰老廃物の除去、小分子の除去、中分子・大分子の除去、電解質・酸塩基・過剰な水分のバランスを取ることを目的としています。

CRRTに関する臨床研究が増加しています。ICUでのAKI患者さん、特に循環動態が不安定な患者さんに対するCRRTが有効な治療方法であるということに賛同する先生方が多くなっています。

CRRTの利点

急性腎障害の患者さんにはCRRTが適していることを強く示す報告があります。

CRRTとは1日24時間行い、その間に、過剰な水分、尿毒症物質、電解質をゆっくり除去する治療方法です。

短期的な利点

• 正常な電解質および酸塩基の平衡を回復させると同時に、過剰な代謝老廃物を持続的かつ穏やかに除去することによって、腎臓の機能をサポートすることができます。

• 体液バランスを回復・維持できます(体液過剰につながる蓄積を防止)。

• 水分の制限なしで、持続的な栄養補給ができます。

• 最適な薬剤投与を設定できます。

長期的な利点

最近の大規模ランダム化比較試験は、CRRTを受けた場合、高い腎機能回復率(94%)と生存率の向上の可能性が報告されています。 New Engl J Med・・・・・)

• 複数の臨床試験の結果が示しているように、急性腎障害後の腎機能の回復率が、従来の血液透析に比べて高くなる可能性があります。

最近、腎臓の専門医は→腎臓および集中治療の専門医が、CRRTを処方する症例が増加しています。その理由は、CRRTの短期的および長期的な利点が確かになってきたことと、循環動態が不安定で重篤な急性腎傷害(AKI)の患者の治療にCRRTが奏効することが、様々な研究で裏付けられているためです。

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